上流思考を読み終わりましたので、本の紹介をします。
時短したい人向けは「1番伝えたいこと」、「例え話」
時短+少し詳しく知りたい方は「1番伝えたいこと」、「例え話」、「本の内容」
上記+この本の活かし方の例を知りたい人は、初めから「僕ならこの本を生活にこうやって活かす」
を読んでください!
それではいきましょう!
1番伝えたいこと
問題解決は、下流での対処のこと。
でも、私たちが着眼すべきは、問題が発生しない仕組みを作る上流への介入だ。
例え話
僕は極度の花粉症のため、3月から4月はとてもツライ。
鼻水が止まらないし、くしゃみも出る。この症状が出たら、僕は問題解決のため、2つの行動をする。
1つ目は鼻水が出たら、鼻をかむ。
そして、2つ目は花粉症の症状を和らげる薬を飲む。
この問題解決のための行動は、「上流思考」の解釈からすれば、下流の対応です。
では、上流への介入は?
「腸内環境を整える」「レーザー治療を受ける(粘膜を焼く)」など、花粉症の症状が出ない仕組みを作ることです。
つまり、どういうこと?
簡単にまとめると、「問題が発生したら、その問題が起きる仕組みを取り除くことが大切」ということです。
問題が発生してその度に対応をしていると、それなりの労力が必要になります。しかし、根本的な原因を取り除けていないため、また問題が発生する可能性があります。これでは、いくら問題解決を行っても、状況が良くならず、披露してしまうだけです。
そのため、「そもそも問題が発生しない仕組みを作り、問題解決の労力や費用を節約しよう!」ということです。
本の内容
1つ目の教訓「問題発生後の対応が大事」。
問題が発生し、それに対処する。この繰り返しになっている場合は、注意が必要。
問題の発生原因を分析し改善するように努めなければ、同じ問題が繰り返し発生し、その度に同じ対処が必要になってしまう。これでは、問題対処にかかる費用と労力が発生し続けてしまう。
2つ目の教訓「問題の上流介入に費用と労力を使え」。
病気で考えた場合、病気の治療より、病気にならない為の予防活動に注力すべきである。
このことは、理解できていてもなかなか難しい。
意識的に上流(問題発生しないための予防活動)に力を使うための、解決したい問題を客観的に見る必要がある。
上流介入は、恩恵を受けたのかどうか分かりにくく、恩恵を受けるまでに時間がかかります。そのため、下流での対処に力が入れられがちですが、そうならないようにしなければなりません。
3つ目の教訓「上流介入のため、柔軟性と客観的な物の見方を鍛える」。
では、どのようにして問題の上流に介入していくか。
それは、柔軟な思考と問題を客観視することです。
ことわざの「木を見て森を見ず」の感覚に近いことです。問題発生後、その対処に追われているとどうしても「どうしてこの問題が発生したのか」「どうすれば問題発生が防げるのか」という思考にたどり着かないと思います。
問題を客観的に遠くから見て、「こうしたら問題発生が防げるのではないか」という柔軟な姿勢で上流へ介入していくことが大切です。
4つ目の教訓「1番の利益は何か考える」。
犯罪の発生件数を減らす取組みを始めた場合、いつの間にか「犯罪の発生隠ぺいに力を入れている」ということが無いように。犯罪の発生件数を減らすという目標が正しいかどうかも検証が必要になる。
僕ならこの本を生活にこうやって活かす
まず、前提として「問題が発生することは仕方がない」と思います。
問題が発生したら、これから同じ問題の対処をしなくてよくなるチャンスという視点で問題に向き合います。
発生した問題を分析、分解し、どこを改善すればそもそもの問題が発生しないのかを考え、行動をします。
花粉症の例え話で考えていきます。
まず花粉症の予防のために何ができるのかをネットや書籍で情報を収集します。
僕の場合、ネットで「花粉症 体質改善」と調べました。
そこには、花粉症対策になる食事や飲み物。花粉症の時に避けたい食べ物や飲み物などの情報を収集しました。
ここで注目してほしいのが、「花粉症を和らげるオススメの薬」や「花粉症 鼻水、くしゃみを止める方法」など、問題の対処について調べていないことです。
体質を改善し、そもそもの花粉症の症状が出ないようにすることが、花粉症に対する上流介入だと思います。
この調子で、「調べては試す」を繰り返します。
結果が出るのは、来シーズンの花粉症の時期かもしれません。 しかし、上流への介入を続けることで、大きな成果が得られると信じ、行動し続けます。
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